2009年02月14日
12年間の思い出と告白

このサンゴ達と出逢ったのは12年も前になる。
父が当時赴任中の石垣島で
家族旅行をしようということになり現地へ集合。
父は赴任中のため石垣にいたのですが
私達は横浜から
妹家族は久米島から
母と弟は本島から向かった。
西表島、由布島を観光した。
あれ以来行ってないな、石垣。
そう、その頃父が住んでいた地元のさしみ屋さん
(沖縄は魚屋さんじゃなくさしみ屋さんだ!)
で見つけたサンゴ
シャコ貝を獲る時に一緒にくっついていたのだと・・・
さしみ屋さんの棚の上に並んでいた。
そのサンゴ達に一目惚れした私は
店主に交渉するが
簡単に譲ってはくれず
二日に亘り交渉
結果今に至るのです。
その時から12年
不妊治療
離婚
アロマスクールへ通い卒業
横浜から沖縄へUターン
そのため今までの生活を捨て
出逢った人達との「別れ」という大きな代償
16年ぶりの沖縄の生活は
浦島太郎状態
代替医療のクリニックで看護師兼セラピストで勤務
1年4ヶ月後退職
アロマルーム茉莉花開業
開業して・・・もうすぐ6年になるのかぁ。
フリーでメディカルアロマを模索
走ってきた12年
生きることの辛さや厳しさを知り
それゆえに生きる喜びを感じた12年
12年間私を見つめ続けてくれたサンゴ達
これからも、この先も見ててほしい。
これが私の足跡になる。
人の数ほどそれぞれの人生はあるから
上をみても下をみてもしょうがない。
だから私は自分の足跡を見る。
12年間の思い出と告白は
私の生きた足跡を辿ったことになる。
今ある自分に感謝し
今を生きるために。
サンゴはいつか欠片になり風化する。
そして私も。
形あるものは変わりゆくもので。
それまで足跡を残そう。
私の足跡は
私の魂が覚えていればいい。

Posted by ayu at 01:09│Comments(0)
│日常