小学校高学年の頃
当時通学まで徒歩1時間程かかっていたと思う。。
両親は共働きでお迎えなどあるはずもなく
バスなんてとんでもなかった。。
学校からの帰り道
決まって登下校途中にある
ガソリンスタンドかホテルの管理人室で休憩を取ることが日課だった。
だってね、結構子供なりにきつかったと思うんです。
特に暑い真夏の日は、休憩の時水筒の水で水分補給していた記憶がある。
ある日ホテルの前を通りかかると
管理人のおじさんが優しく声をかけてくれたのです。
「管理人室で休んでいきなさい。」(⌒-⌒)
クーラーのきいた管理人室で
冷たい飲み物をご馳走になった私達姉妹は
足取り軽く家路をたどった。。
その後もおじさんの手が空いている時は
休憩を取らせてくれたものです。
私達はおじさんの優しい笑顔が大好きでした。
子供なりにおじさんにお礼がしたく
子供なりに一生懸命考えて思いついたこと、それは
お花をプレゼントしよう!
学校のない日に
家の近所にあるプルメリアの花を摘み
抱えきれないくらいの花を
おじさんのいるホテルに届けたものです。。
おじさんは顔をしわくちゃにしながら喜んでくれました。
私達も
大好きなおじさんの喜ぶ顔が見たくて
何度も何度も
お花を届けました。
今思えば・・・おじさん困っちゃってたんじゃないのかなーと。
お仕事の都合なんて考えず
ただただ、
優しいおじさんのお顔が見たかった単純発想の単純行動だったのですから。
プルメリア には
そんな思い出が詰まってます。
その香りを嗅ぐと当時を思い出します。
おじさん、どうしているのかなー?